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ワクチン(予防接種)

ワクチン接種について

感染症は、かかってから治療するよりも、かかる前に予防することが体への負担を大幅に軽減します。

ワクチンはその中でも最も効果的な予防手段のひとつです。

倉敷市の渡辺医院では、幅広い年齢層の方に向けた各種ワクチンを取り扱っており、接種の必要性・効果・副反応についても丁寧にご説明しています。

当院の特徴

幅広いワクチンをワンストップで対応

インフルエンザ・コロナ・帯状疱疹・肺炎球菌・RSウイルス・MR・おたふく風邪・海外渡航用ワクチンまで、多種類のワクチンに対応しています。

複数のワクチンを同日に接種できる場合もありますので、まとめてご相談ください。

接種の必要性・副反応を丁寧にご説明

「このワクチンは本当に必要か」「副反応が心配」という疑問にも、総合内科専門医・救急専門医が根拠を持ってわかりやすくお答えします。

接種前後の体調確認も行っています。

かかりつけ医としての継続管理

ワクチン接種後に体調変化が生じた場合も、かかりつけ医として継続してご対応します。

慢性疾患をお持ちの方のワクチン接種についても、服薬内容や既往歴を踏まえた上でご提案します。

取り扱いワクチン一覧と料金

ワクチン名 料金(税込) 備考
インフルエンザ 4,000円
インフルエンザ2回目 3,000円 対象は13歳未満
新型コロナウイルス 16,000円 一部公費補助あり
肺炎球菌(キャップバックス) 14,000円 1回接種 長期免疫
肺炎球菌(プレベナー) 12,000円
RSウイルス(高齢者:アレックスビー) 28,000円
RSウイルス(妊婦:アブリスボ) 30,000円 赤ちゃんへの抗体移行
帯状疱疹(シングリックス) 22,000円 2回接種・当院推奨
水痘(生ワクチン) 10,000円 1回接種
MR(麻疹・風疹) 10,000円 挙児希望夫婦は公費補助あり
ムンプス(おたふく風邪) 6,000円 2回の接種が必要
破傷風 3,500円 3回の接種が必要

上記に加え、A型肝炎・B型肝炎・狂犬病ワクチン(海外渡航用)にも対応しています。

小児ワクチン

インフルエンザ・コロナワクチン以外は原則として事前予約制ですが、予約なしでも対応できる場合があります。

その他のワクチンはお電話またはWEBにてご予約ください。

小児期に必要なワクチンの多くは乳児・幼児期に接種を行いますが、2種混合(DT)ワクチンは11〜12歳、日本脳炎ワクチン2期は9〜12歳が接種の目安となっています。

お子様の接種時期が過ぎてしまった場合も自費にて対応できますので、まずはお気軽にご相談ください。

ご予約方法について

各ワクチンの詳細

インフルエンザワクチン

インフルエンザワクチンは発症リスクを大幅に下げるだけでなく、重症化・入院・死亡の予防においても高い効果が認められています。

高齢者では入院を30〜40%、死亡を50〜70%ほど減らすことができると報告されており、肺炎・脳症・心不全といった深刻な合併症を防ぐ観点からも、毎年の接種が推奨されています。

特に高齢者・乳幼児・基礎疾患をお持ちの方は重症化リスクが高いため、早めの接種をお勧めします。

新型コロナウイルスワクチン

新型コロナウイルスは5類に移行しましたが、高齢者にとっては依然として注意が必要な感染症です。

65歳以上の方を対象とした定期接種として、各学会からも強く推奨されています。

60〜64歳の方でも、心臓・腎臓・呼吸器などに基礎疾患がある場合は接種対象となります。

また、60歳以下であっても、医療・介護・福祉・教育などの職種に従事している方、家族に高齢者や重症化リスクの高い方がいる場合は接種をお勧めしています。

当院では以下の2種類を取り扱っています。

コミナティ(ファイザー製・mRNAワクチン)

これまで多くの実績がある従来タイプ。

ヌバキソビット(武田薬品製・不活化ワクチン)

副反応が比較的少ない不活化タイプ(インフルエンザワクチンと同じタイプ)。mRNAワクチンに不安がある方にも選択肢となります。

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹は、過去に水ぼうそうに感染したことがある方の体内に潜伏しているウイルスが、加齢や免疫低下によって再活性化することで発症します。

発疹や激しい神経痛を伴い、治った後も数か月〜数年にわたって痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」に移行するケースも少なくありません。

顔面神経麻痺・角膜炎・脳炎などの重い合併症を引き起こすこともあります。

50歳を超えると発症リスクが急増し、80歳までに3人に1人が発症すると言われています。

2025年4月より定期接種の対象となり、公費補助が受けられるようになりました。

シングリックスとビケンの比較

項目 シングリックス ビケン(生ワクチン)
ワクチンの種類 不活化 生ワクチン
接種回数 2回(2か月間隔) 1回
予防効果 90%以上 約50〜60%
効果の持続 10年以上 約5年
免疫低下者への接種 不可
副反応 やや強め(発熱・倦怠感) 比較的軽度

当院ではより高い予防効果と持続性を持つシングリックスを推奨しています。

どちらのワクチンが適しているかは診察時にご相談ください。

帯状疱疹後の痛みとは

肺炎球菌ワクチン(キャップバックス)

肺炎球菌による肺炎は、高齢者にとって特に重症化しやすい感染症です。

敗血症(全身への菌の波及)や髄膜炎を引き起こすと死亡リスクが高く、回復後も在宅酸素が必要になったり、施設での生活を余儀なくされるケースも少なくありません。

2024年に発売されたキャップバックスは、従来の肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス・プレベナー)と比べて、抗生剤に耐性を持つ菌株や、重症化しやすい型に対応する新世代のワクチンです。

1回の接種で長期的な免疫が得られるのが大きな特徴です。

接種歴に応じた推奨ワクチン

接種歴 推奨する接種方法 補足
65歳になる方 プレベナーを接種 65歳の方を対象とした公費補助が利用可能。補助の対象は65歳時のみのため、対象となる年での接種がおすすめ。1回の接種で長期的な免疫が得られます。
66歳以上で肺炎球菌ワクチンを一度も受けたことがない キャップバックスを接種 心臓・肺・腎臓・糖尿病・肥満などの基礎疾患をお持ちの方はプレベナーの併用がおすすめ
過去にニューモバックスを接種済み 最終接種から1年以上経過後にキャップバックスを接種 既にプレベナーを接種している場合、追加でキャップバックスを接種することで肺炎球菌の菌株のカバー範囲がさらに広がる

RSウイルスワクチン

RSウイルスは「乳幼児の感染症」というイメージがありますが、65歳以上の高齢者では肺炎・呼吸不全を引き起こす主要な原因となっており、入院率・死亡率はインフルエンザとほぼ同等とされています。

COPD・心不全・糖尿病などの基礎疾患があると重症化しやすく、現時点では有効な治療薬が存在しないため、ワクチンによる予防が最も重要な対策です。

※妊婦の方への接種について (2026/4から定期接種となり原則無料です)

RSウイルスは生後6か月未満の赤ちゃんにとって非常に危険で、呼吸困難や入院・集中治療が必要になることもあります。

妊娠中に接種することで、母体から胎盤を通じて赤ちゃんへ抗体が移行し、生後早期の重症化を約80%予防できるとされています。

赤ちゃんを守るためのワクチンとして、妊婦の方にも積極的にお勧めしています。

MR(麻疹・風疹)ワクチン

風疹は成人がかかると高熱・発疹・関節痛が強く出るほか、妊婦が感染すると赤ちゃんに先天性心疾患・難聴・白内障・発達障害などを引き起こす「先天性風疹症候群」につながる可能性があります。

日本では過去に繰り返し成人での流行が起きており、特定の世代では制度上ワクチンを受けていない方が多く存在します。

妊婦はワクチンを接種できないため、周囲の方が免疫を持つことが重要な予防策となります。

倉敷市では、妊娠を希望する女性やそのパートナー・同居者に対する補助制度がある場合があります。

詳しくは倉敷市HPをご確認ください。

ご予約方法について

企業・事業所向け集団接種

当院では、企業・事業所の皆さまを対象にインフルエンザワクチンの集団接種(院内・出張対応)を実施しています。

「社員をまとめて接種したい」「昼休みの短時間で済ませたい」といったご要望にも柔軟に対応いたします。

従業員の健康管理・感染対策の一環としてぜひご活用ください。

ご希望がございましたら、当院までお電話(086-422-3161)にてご相談ください。

よくある質問

予約なしでもワクチンを接種できますか?
インフルエンザ・コロナワクチンは予約なしでも対応可能な場合があります。その他のワクチンは事前にお電話またはWEBにてご予約ください。
複数のワクチンを同じ日に接種できますか?
ワクチンの種類によっては同日接種が可能です。組み合わせによって接種間隔に制限がある場合もありますので、診察時にご確認ください。
基礎疾患があってもワクチンを接種できますか?
高血圧・糖尿病・心疾患などをお持ちの方でも接種可能なワクチンが多くあります。生ワクチン(ビケン)のように免疫低下がある方には接種できないものもあるため、かかりつけ医にご相談の上でご判断ください。当院でそのままご相談いただくことも可能です。
帯状疱疹ワクチンは公費で受けられますか?
2025年4月より定期接種化され、一定の条件を満たす方には公費補助が適用されます。対象年齢・補助額については変更になる場合がありますので、受診時にご確認ください。
海外渡航前のワクチンも対応していますか?
A型肝炎・B型肝炎・狂犬病ワクチンの接種が可能です。渡航先・渡航時期に応じて必要なワクチンをご案内しますので、出発の1〜2か月前を目安にご相談ください。