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糖尿病外来
「血液中の糖が多い状態」にあることを糖尿病と言います。
2024年の国民健康・栄養調査では糖尿病が強く疑われる成人(HbA1c 6.5%以上)の推計が1,100万人に達し、国民の10人に1人が該当すると言われています。
年々増加傾向にある中で、治療を受けられている割合は67%程度と少ないのが現状です。
健康診断で指摘されるような糖尿病の初期には目立った症状がないため、受診につながらないことも多々あります。
症状がないのに定期的に通院して採血をされ、薬物療法を続けなければいけないということを負担に、疑問に感じるかもしれません。
しかし、症状が出るころには糖尿病は悪化し、すでに合併症が進行している可能性があるのです。
そうならないための具体的な対策を早期から相談し、実践して習慣づけていただくことが糖尿病とうまく付き合っていく上で大切なことだと思います。
糖尿病は原因にもよりますが完治の難しい病気です。
ただし、適切な治療と生活習慣の工夫で糖尿病でない方と変わらない生活を送ることができます。
現在の病態・状態を正しく知り、無理なく続けられる治療を一緒に考えていきましょう。
糖尿病はなぜ起こる?
通常、血液中の糖(血糖値)は膵臓で作られるインスリンというホルモンが正常に作用することで一定の範囲内に保たれています。
食事を食べて血液中に糖が流れ込んでくると、インスリンが増加します。
インスリンは糖を血液中から筋肉や脂肪に取り込ませる働きがあるため、血糖値が上がりすぎることなく維持されます。
糖尿病になるとインスリンの働きが悪くなり糖が処理しきれず血糖値が上昇してしまいます。
以下の2パターンあり、両方の異常を持ち合わせることもあります。
どちらのパターンが優勢かを調べることでどのような治療が適しているかがわかります。
- インスリンの分泌が少なくなる(インスリン分泌低下)
- インスリンは出ているが効きが悪くなる(インスリン抵抗性)
このような症状はありませんか
- 喉がよく渇く、水分をたくさん飲むようになった
- トイレの回数が増えた
- 体重が減った
- 疲れやすくなった
- 目がかすむ
- 手足がしびれる
これらの症状に心当たりがある方は早めにご相談ください。
糖尿病は初期には症状が出にくいことも多く、健康診断で血糖値やHbA1cの異常を指摘されて初めて気づく方も少なくありません。
健康診断で血糖値やHbA1cが高いと指摘された方、病院以外で糖尿病治療を専門的に受けられるクリニックをお探しの方も、ぜひ当院にご相談ください。
糖尿病の種類
糖尿病にも様々な種類があることをご存じですか?原因や病態によって必要な治療が異なり、治療方法を考える上で原因や病態の把握は重要です。
1型糖尿病
膵臓のインスリンを産生する工場が破壊され、インスリンが産生できなくなります(著しいインスリン分泌低下)。
原因ははっきりとはわかっていません。
中にはゆっくり進行するタイプもありますが、急に発症するタイプでは数週~数か月の間に突然のどの渇きや多飲、頻尿、体重減少、倦怠感を自覚するようになり病院を受診し診断に至ります。
診断時の全身状態や検査結果によっては入院治療が必要となります。
インスリンがないと命に関わるため、不足するインスリンをインスリン注射で補いながら生活します。
2型糖尿病
糖尿病の中で最も多いのが2型糖尿病です。
遺伝や生活習慣(食べ物・夜勤など)、体重増加などが関与して発症すると考えられています。
インスリン分泌低下、インスリン抵抗性の両方が組み合わさっており、その程度により内服~注射療法まで治療方法は様々です。
同じ2型糖尿病でも病状は異なり必要な治療も異なります。
インターネットや雑誌、本、知人の話など情報を得る場は数多くあるかと思いますが、ご自身の病態をよく理解し、正しい情報を活用してください。
その他の糖尿病
膵臓の病気(膵臓癌、膵嚢胞、膵炎、膵術後)、肝臓の病気(肝硬変など)、内分泌疾患、薬剤によるもの(ステロイド・抗がん剤等)、感染症、遺伝子異常などを原疾患として二次的に血糖値が上昇します。
原疾患によりインスリン分泌低下、インスリン抵抗性どちらのパターンも起こりえます。
原疾患の治療に加えて、インスリン分泌パターンに応じた内服~注射療法が必要となります。
妊娠糖尿病
妊娠中にはじめて発見された糖尿病に至っていない糖代謝異常をいいます。
妊娠中はインスリン抵抗性が増加して血糖値が上がりやすくなります。
妊娠糖尿病を疑う場合には75g経口ブドウ糖負荷試験を行い診断します。
食事療法だけで管理可能なこともありますが、食事療法で不十分な場合には出産までインスリン治療を行います。
出産後に再度負荷試験を行い改善しているか確認をします。
産後の検査で正常化をしていても将来的に糖代謝異常を発症する確率は高いため、健康診断などで定期的に検査を受けることが大切です。
糖尿病が引き起こす合併症
細い血管への影響
糖尿病網膜症
目の網膜が障害を受ける病気です。
進行すると視力低下や失明につながることがあり、日本の成人の失明原因の上位を占めています。
糖尿病性腎症
腎臓の細い血管が傷つくと腎機能が徐々に低下し、進行すると人工透析が必要になることがあります。
日本で新たに透析を始める方の原因の第1位が糖尿病性腎症です。
糖尿病性神経障害
自律神経障害(立ちくらみや胃腸障害)、手足の感覚障害(しびれや痛み、感覚の鈍化)、筋委縮が起こることがあります。
足の感覚が鈍くなると傷に気づきにくくなり、治療が遅れてひどい炎症を起こしてしまうことがあります。
最悪の場合、壊疽を起こして足を切断しなければならないこともあります。
太い血管への影響
動脈硬化が進行する場合があります。
心筋梗塞や狭心症、脳梗塞、足の血管が詰まる閉塞性動脈硬化症など、命に関わる病気のリスクが高まります。
糖尿病の方はそうでない方に比べて心筋梗塞のリスクが2〜3倍高いと言われています。
その他の影響
感染症にかかりやすくなる、傷が治りにくくなる、歯周病が悪化しやすくなるなど様々な問題が起こります。
当院の糖尿病外来における特徴
糖尿病専門医による専門的な診療
当院には日本糖尿病学会専門医が在籍しており、糖尿病の診断から治療、合併症の予防まで一貫した専門的な診療を行います。
1型糖尿病の治療にも対応しており、各種注射製剤の導入が可能です。
フラッシュグルコースモニタリングを用いた血糖評価も行っており、血糖値の変動パターンを詳しく把握しながらより精密な治療を進めることができます。
また在籍していた大学病院、一般病院では糖尿病内分泌科として内分泌疾患の診療も担ってきたため、甲状腺など内分泌系の病気を併せ持つ方にも対応しています。
糖尿病だけでなく関連する病気も診ることでより総合的な治療を目指します。
数分で結果がわかる迅速な検査体制
糖尿病の管理においてHbA1cと血糖値の測定は欠かせません。
当院ではHbA1cの測定は簡易的なものではなく病院で使用しているものと同じ精度の高い機械で測定しています。
数分で結果を確認でき、測定誤差も少ないという特徴があります。
その場で結果を見ながら治療方針を相談できるため、迅速な判断と適切な対応が可能です。
血糖値の変化に応じて薬の調整もスムーズに行えます。
当日中に結果がわかる検査体制で、より効果的な治療を提供しています。
栄養士による個別の栄養指導
糖尿病の治療において、食事療法は薬物療法と並んで非常に重要です。
当院では管理栄養士による栄養指導を行っており、検査データや薬の内容、日常の食習慣や好みを踏まえて、無理なく続けられる実践的な食事プランを医師と栄養士が一緒に作ります。
「何を食べてはいけないのか」ではなく、「どう食べれば血糖値をコントロールできるか」という視点で具体的なアドバイスを提供します。
試供品やパンフレットを用いた具体的な案内もできますので気軽にご相談ください。
幅広い治療オプションに対応
糖尿病の初期は食事と運動で改善することが多く、必ずしも薬を使う必要はありません。
まずは生活習慣の見直しから始め、必要に応じて段階的に治療を進めていきます。
薬物治療が必要な場合には、病態や患者様の生活スタイルや希望に合わせて薬を選択します。
インスリンなどの注射による治療にも対応しており、1型糖尿病の方や内服薬だけでは血糖値のコントロールが難しい方にも治療の選択肢や改善策を提案します。
病院からクリニックへの移行を希望される方もスムーズに受け入れる体制を整えています。
これまでの治療内容を確認しながら継続的に安心して通える環境を提供します。
検査内容と診断
糖尿病の診断基準
糖尿病の診断では血液検査が中心となります。
空腹時血糖値が126mg/dL以上、または随時血糖値が200mg/dL以上、75g経口ブドウ糖負荷試験で2時間値が200mg/dL以上のいずれかに該当すると糖尿病型と判定されます。
HbA1cが6.5%以上であることも診断の基準となります。
血液検査
HbA1cと血糖値を測定します。
HbA1cは過去1〜2ヶ月の平均的な血糖値を反映する指標で、糖尿病の診断や治療効果の判定に用いられます。
また腎機能や肝機能、コレステロール値なども定期的に測定します。
貧血、腎機能、電解質の測定も可能で、これらは糖尿病の合併症の早期発見や全身状態の把握に重要な検査項目です。
尿検査
尿中のアルブミン量を測定し腎臓への影響を評価します。
糖尿病性腎症は自覚症状がないまま進行するため定期的な尿検査による早期発見が重要です。
また尿糖の測定により血糖コントロール状態の参考にもなります。
体組成計
体重、筋肉量、体脂肪率などを測定します。
体組成の変化を数値で把握することで適切な体重管理や栄養状態の評価、治療効果の判定に役立てます。
血管年齢測定(血管伸展性検査)
血管の硬さや柔軟性を評価し動脈硬化の程度を確認します。
糖尿病では血管障害が進行しやすいため、定期的に血管の状態をチェックし、心血管疾患のリスクを評価することが重要です。
経口ブドウ糖負荷試験
糖尿病と言われたことがない方で詳しく調べたい場合に実施します。
空腹時に採血を行った後ブドウ糖液を飲んでいただき、その後の血糖値の変化を時間を追って測定します。
血糖値がどのように変動するかを詳しく調べることで糖尿病の有無や程度を正確に判定できます。
フラッシュグルコースモニタリング
センサーを皮膚に装着し24時間の血糖値の変動を連続的に測定します。
食事、運動、睡眠、ストレスなどが血糖値にどのように影響しているかを詳しく把握できます。
このデータをもとに生活習慣の改善点を見つけたり、薬やインスリン量の調整を行います。
治療の進め方
食事療法
適正なエネルギー量を守り、バランスの良い食事を心がけます。
炭水化物、たんぱく質、脂質のバランスを整え、食物繊維を多く摂ることが大切です。
食べる順番やゆっくりよく噛んで食べることも血糖値の上昇を緩やかにします。
運動療法
ウォーキングなどの有酸素運動を週に150分以上、週に3回以上行うことが推奨されています。
合併症や関節の異常がない方はレジスタンス運動(筋力トレーニング)も併せて行うとより良い効果が得られます。
運動により筋肉に糖が取り込まれ、またインスリン抵抗性が改善することで血糖値が下がりやすくなります。
継続が大切ですので、無理のない範囲でできることから始めましょう。
薬物療法
生活習慣の改善だけでは血糖値のコントロールが難しい場合には内服薬を開始します。
内服薬には様々な種類があり、インスリンの分泌を促す薬、インスリンの効きを良くする薬、糖の吸収を遅らせる薬、糖を尿に排出する薬などがあります。
インスリン注射が必要な場合にも丁寧に使い方を説明し、不安なく治療を続けられるようサポートします。
1型糖尿病の方や内服薬だけでは血糖値のコントロールが難しい方にも各種注射製剤の導入により血糖値を管理することが可能です。
またフラッシュグルコースモニタリングを活用することでインスリンの量を細かく調整し、より安定した血糖コントロールを目指します。
定期的な診察と合併症のチェック
定期的な診察では血糖値やHbA1cの推移を確認しながら、治療がうまくいっているか、生活の中で困っていることはないかを一緒に振り返ります。
受診することが負担にならないよう患者様一人ひとりに寄り添った診療を大切にしています。
定期的に眼科・歯科検診の勧めや腎機能検査を行い、合併症の早期発見に努めます。
足の状態を確認することも重要です。
足の傷やタコ、爪の変化などを確認します。
栄養指導について
当院では、糖尿病をはじめとする生活習慣病を「食事で整える」ための個別栄養指導を管理栄養士が行っています。
糖尿病の治療において食事療法は薬物療法と並んで非常に重要です。
血糖値のコントロールには適切な食事管理が欠かせません。
当院では検査データや薬の内容、日常の食習慣や嗜好を踏まえ、無理なく続けられる実践的な食事プランを提案します。
「何を食べてはいけないのか」ではなく「どう食べれば血糖値をコントロールできるか」という視点で具体的なアドバイスを提供できるよう心がけています。
試供品やパンフレットを用いた説明も行えますのでお気軽にご相談ください。
年代・ライフスタイル別の指導内容
高齢者の方
高齢者の方には食事のやりくりで元気に暮らすための工夫をお伝えします。
無理のない減塩や栄養バランスを個別にサポートし、体力を維持しながら血糖値を管理する方法を一緒に考えます。
食事量が少なくなりがちな方には少量でも栄養価の高い食べ方、咀嚼や嚥下に不安がある方には食べやすい調理法など、それぞれの状況に応じた説明も可能です。
働き盛りの方
忙しくても続く食事プランで体重・血糖・血圧の改善を目指します。
外食が多い方にはメニュー選択のコツ、時間がない朝の食事の工夫など、実生活に即したアドバイスを提供します。
仕事のストレスによる過食や夜遅い食事への対処法についてもサポートします。
子育て世代の方
家族の食事に取り入れやすい簡単レシピと外食の工夫をお伝えします。
お子様と一緒に食べられる血糖値に優しいメニュー、家族全員の健康を考えた献立作りなど、子育てと治療を両立するための具体的な方法を提案します。
対応疾患
糖尿病、腎臓病、脂質異常症、心疾患、貧血、痛風、低栄養状態や摂食・嚥下機能低下など特別な治療食や栄養管理が必要な病気です。
受診方法
栄養指導は予約制です。
まずは医師の診察を受けていただき、栄養指導が必要と判断された場合にご案内します。
ご家族も一緒に聞いていただくことができます。
診断が済んでからは、診察とは別に栄養指導のみの予約をとることも可能です。
肥満外来(自費診療)
肥満は、体に脂肪が過剰に蓄積した状態のことです。
特にお腹の内側にたまる内臓脂肪が増えると、体の中では目に見えない炎症が続くようになります。
この炎症が慢性化すると、血糖を下げるインスリンの働きが鈍くなったり、血圧が上がりやすくなったり、血管が傷つきやすくなったり、肝臓に脂肪がたまりやすくなったりと、体全体に悪い影響を及ぼします。
その結果、肥満は糖尿病や脂質異常症、脂肪肝といった代謝に関わる病気だけでなく、高血圧や心筋梗塞、脳卒中、心不全など、血管や心臓の病気のリスクも高めます。
また、睡眠中に呼吸が止まってしまう睡眠時無呼吸症候群や、膝や腰の痛み、関節の変形なども起こりやすくなります。
さらに、大腸がんや閉経後の乳がん、子宮体がんといった、一部のがんの発症リスクが上がることも分かっています。
何度もダイエットを繰り返してリバウンドしてしまう方、健診で肥満を指摘された方、将来の生活習慣病が心配な方など、一人ひとりの状況に合わせて無理のない減量をサポートします。
当院の肥満外来では管理栄養士と医師が連携し、食事や運動、生活習慣の改善を組み合わせた総合的な治療を行っています。
このような方におすすめです
- BMIが25以上の方
- 肥満が原因で悪化する病気がある方(糖尿病、高血圧、脂質異常症、脂肪肝など)
- いびきで睡眠の質が低下している方
- 膝痛・腰痛など、体重が関節に負担をかけている方
- 自己流ダイエットでうまくいかず、リバウンドを繰り返している方
- 肥満治療薬(GLP-1受容体作動薬)に興味がある方
BMIについて
BMIは「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で計算します。
BMI25以上が肥満、18.5未満が低体重、18.5以上25未満が普通体重とされています。
身長160cm(1.6m)、体重64kgの場合
64÷1.6÷1.6= 25(BMI)
肥満と生活習慣病の関係
糖尿病との関係
肥満と糖尿病は密接に関連しています。
特に2型糖尿病の方の多くは肥満を伴っています。
肥満により体内の細胞がインスリンに反応しにくくなるためインスリン抵抗性が高まり血糖値が上がりやすくなります。
適切な体重管理によりインスリンの効きが良くなり血糖値のコントロールが改善されることが期待できます。
高血圧との関係
肥満は高血圧の主要な原因の一つです。
体重が増えると血液量が増加し心臓に負担がかかります。
また脂肪組織から分泌される物質が血管を収縮させ血圧を上昇させます。
体重を減らすことで血圧が下がることが多く、降圧薬の量を減らせる可能性もあります。
脂質異常症との関係
肥満により中性脂肪が高くなり善玉コレステロール(HDL)が低くなる傾向があります。
これにより動脈硬化が進行し心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。
体重管理により脂質のバランスが改善されることが期待できます。
その他の疾患との関係
睡眠時無呼吸症候群は肥満により気道が狭くなることで起こりやすくなります。
脂肪肝も肥満と密接に関連しており放置すると肝硬変に進行する可能性があります。
膝や腰への負担が増えることで変形性関節症を引き起こすこともあります。
当院で提供している薬剤
| 薬剤名 | 適応 | 診療形態 | 費用(1ヶ月あたり) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ウゴービ | 肥満症治療薬として承認されたGLP-1受容体作動薬 | 自費診療 | 15,000円〜 | 肥満症の治療薬として正式に承認されており、BMI25以上の方に使用可能 |
| ゼップバウンド | GIP/GLP-1受容体作動薬で2種類のホルモンを補う肥満症治療薬。マンジャロと同一成分。 | 自費診療 | 16,000円〜 | マンジャロを試したいけど、糖尿病ではない方が対象 |
| マンジャロ | 糖尿病治療薬(肥満症に対しては適応外のため処方できません) | 保険診療 | 7,000円〜 | 糖尿病の方のみ処方対応。保険診療で治療が受けられる |
ウゴービ 料金(1ヶ月あたり)
| 容量 | 料金(税込) |
|---|---|
| 0.25mg | 15,000円 |
| 0.5mg | 20,000円 |
| 1.0mg | 36,000円 |
| 1.7mg | 42,000円 |
| 2.4mg | 60,000円 |
ゼップバウンド 料金(1ヶ月あたり)
| 容量 | 料金(税込) |
|---|---|
| 2.5mg | 16,000円 |
| 5mg | 28,000円 |
| 7.5mg | 40,000円 |
| 10mg | 48,000円 |
| 12.5mg | 52,000円 |
| 15mg | 56,000円 |
※料金はすべて税込表示です。
治療に使用する容量は、経過に応じて医師が判断します。
GLP-1受容体作動薬(ウゴービ)について
GLP-1受容体作動薬は、脳にある満腹中枢を刺激して食欲を抑え、また胃の動きをゆっくりにして食欲を抑えることで、無理なく食事量を減らす薬剤です。
GIP/GLP-1受容体作動薬(チルゼパチド=ゼップバウンド・マンジャロ)について
GLP-1受容体作動薬の効果とともに、GIP受容体作動によりインスリン分泌を助け、脂肪代謝を促進することで体重を減らす薬剤です。
効果
日本人を対象としたチルゼパチドの安全性と効果を確認した試験では、治療を続けることで体重が5〜10kgほど落ちる結果が示されました。
特に高用量では10kgを超える減量がみられ、生活習慣の改善だけでは体重が落ちにくい方にとって、医学的に有効な選択肢となり得ることが分かっています。
研究に参加した患者データ BMI28(平均値)
- チルゼパチド 5㎎ -5.8㎏
- チルゼパチド 10㎎ -8.5㎏
- チルゼパチド 15㎎ -10.7㎏
注射を開始してから1か月後より体重が落ち始めます。
投与量と治療前の体重によりますが、10〜15%の減少が期待できます。
副作用
主な副作用として、悪心や下痢、食欲の低下といった消化器症状が報告されています。
これらは投与初期や増量時に起こりやすく、多くの場合は時間の経過とともに落ち着いていくことが確認されています。
消化器症状が中心となるため膵炎にかかったことがある方、お腹の手術をしたことがある方への投薬は慎重に行う必要があります。
当院の肥満外来における特徴
すぐに始められる治療 (自費診療のみ対応可能)
2025年から肥満治療が保険適用になりましたが、保険診療では半年間の栄養指導を経て、適応判断を行った後に注射治療を開始するという流れが定められています。
一方、自費診療ではこうした期間の制限がなく、初診時から注射治療を開始することが可能です。
当院では、「できるだけ早く減量を始めたい」「長く待つのは難しい」という方にも対応しています。
時間をかけずに治療をスタートできることが、肥満外来の大きな特徴です。
あなたに合わせた柔軟な治療プラン
保険診療では治療の進め方が規定されていますが、自費診療では患者様の状況に応じて治療内容を柔軟に組み立てることができます。
栄養指導と注射治療を同時に進めることも、注射治療のみから開始することも可能です。
また、栄養指導を中心とした方法を選択することもできます。
当院では、画一的なプログラムではなく、それぞれの状況に応じた最適なプランを一緒に考えていきます。
糖尿病専門医による安心の治療
肥満治療に使われるGLP-1受容体作動薬は、糖尿病治療薬として開発された薬剤です。
当院には糖尿病専門医が在籍しており、この薬剤を用いた治療経験が豊富にあります。
そのため、患者様ごとに「どのくらいの効果が期待できるか」「副作用のリスクはどの程度か」をしっかり見極めながら、無理のない治療計画を提案しています。
薬の特性を熟知した専門医が対応することで、安心していただける治療を受けていただけます。
初めてでも安心のサポート体制
GLP-1受容体作動薬は自己注射で使用する薬ですが、「注射は初めてで不安」という方も多いと思います。
当院の看護師は自己注射の指導に慣れており、打ち方や保管方法、注意点などを丁寧にお伝えします。
治療を始めてからも、「副作用が心配」「効果が実感できない」といった不安や疑問にしっかり対応し、継続して安心して治療を続けられるようサポートいたします。
患者様が安心して治療を継続できる体制を整えています。
肥満外来の流れ
STEP1:体組成測定
体組成計を使用し、現在の体重、BMI、体脂肪率を測定します。
これにより治療開始時の状態を正確に把握し、今後の変化を評価する基準とします。
STEP2:血液検査
採血を行い、肝機能や腎機能などを確認し、安全に投薬できるかを判断します。
検査結果をもとに、糖尿病がある場合は保険適用での治療が可能かどうかをご案内します。
保険診療と自費診療のそれぞれのメリットについても丁寧に説明いたします。
STEP3:治療方針の説明
注射薬の作用と副作用について詳しくご説明し、治療内容をしっかりとご理解いただきます。
疑問や不安な点があれば遠慮なくお尋ねください。
STEP4:処方開始
初回の検査結果を確認し、問題がなければ注射薬を処方します。
治療を安全に進めるため、処方は2回目の受診時となります。
STEP5:自己注射の練習
初回の注射は当院の看護師と一緒に練習します。
打ち方、保管方法、注意点などを丁寧に指導いたします。
問題なく注射ができることを確認し、2回目以降はご自宅で注射していただきます。
不安がある方は慣れるまで院内でサポートしますのでご安心ください。
治療開始後は定期的に体重や体組成の変化、副作用の有無を確認します。
必要に応じて薬の量を調整しながら、無理なく減量を続けられるようサポートいたします。
よくある質問
自覚症状はありませんが、受診した方がよいでしょうか?
一生薬を飲み続けなければいけませんか?
抵抗があります。
他に方法はありませんか?
どうすればよいでしょうか?
